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今月のお題『Fire and Fight,SUMIDAAA!マル秘エピソード!』 [きゅ~め~る今月のお題]

唐突だけど、僕は「霊」は当たり前のようにいると思っている。
だから、公演初日に東京慰霊堂に挨拶をしに出かけたし、
僕の作品はきっと霊たちが僕の手を取って書いていると思っている。

そして今回、どうやらこの劇場にもいたようだ。
何日だったか忘れてしまったけれど、公演期間の前の方、
終わったステージのダメ出しを書き出そうと、
舞台左手(下手袖<しもて・そで>と呼ばれている)の暗い場所で台本を開いていた。
すると、自分の右の方から舞台監督さんが近づいてきて、僕の手元を覗きこむ。
舞台監督っていうのは、劇場に入ってからスケジュール進行を取り仕切る
現場マネージャーのような役割の人。
シアターキューブリックの舞台監督は矢島健さんと言って、
僕らよりも一回りくらい年上のダンディーな兄貴的存在。
今回、千秋楽では「メンコの帝王」役としてサプライズで舞台に登場。そんなお茶目な方だ。
2012-10-28 18.56.02.jpg

その健さんが、この日にかぎって妙に近づいてくるから、
「あれっ、健さんじゃなくて千田くんか?」と思って顔を上げたら、、、
(千田くんは人との距離の取り方が少しおかしい。近すぎる(+o+))

するとそこには健さんじゃなくて、千田くんじゃなくて、
誰もいなかった!

さすがに無人だったことにはびっくりしたけど、
「こわ~~~~いっっ!!!!」とは不思議と思わなくって、
「あ、ここにもいるんだな、見ててね~」って思える。

小さなころは、鏡を見るのとか、暗闇とか、怖くて仕方なかったけど、
脚本家になって、特に歴史モノを書くようになって、
いろんな方のお墓へ出かけたり、歩き回ってその頃を想ったりしているうち、
目に見えないものがとても愛おしく感じられるようになってた。
僕らはみんな霊たちに囲まれて、見守られて生きている。
ちゃんと生きなきゃというより、ありのままを生きたいな。
そんなマル秘エピソードでした!
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